第8章-1 集結するヒーロー達

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第8章-1  集結するヒーロー達

魔法大国ゼレウス。覚醒の力の象徴とも呼べる国。
その国を巨大な魔力で統治する女王ゼレア。覚醒大戦を始めた元凶。
今、五つの国の戦士たちは、それぞれの想いを胸に、この地へ集まろうとしていた。

最初に現れたのは、武の国カタナだった。
怒龍は言う「龍明、俺より先に死ぬなよ」
龍明は応える「こう見えて結構しぶといんですよ、ハハハ」
どれほど危険な戦いになるかは分かっている。
それでも、退く者はいなかった。

紅姫は、白の指輪を握りしめ戦場を見渡す。
「全くここまで来ても緊張感のない将軍達じゃ」
是音が剣を抜く。
「決戦の地を恐れぬ勇猛さ。頼もしいじゃありませんか。」

続いて、エリアG-16の機械兵団が到着した。
ねねの背後には機械の軍団、そして巨大なデスサイトが汽笛を上げる。
「ゼレウス…この国で起きていることは、ただの魔法じゃない。
世界の理そのものが、ねじ曲げられようとしている。」

魂を突き刺すような波動が舞う。ただ、ねねは怯えなかった。
神を召喚し、この世の理に触れる力。
それは父のザザ博士が解放したねねの真の力。
その力を使うべき時が来たのだ。
「世界の理を曲げるのは、私の方が慣れてるわ!!」

フォレスタからは、エイミーと猫神、そして獣の群勢が現れた。
荒れた戦場に、やわらかな気配が広がる。
エイミーは遠くのゼレウスを見つめながら、胸の奥に冷たい痛みを感じていた。
「ゼレアのこの気配…こんなの人じゃない。これではまるで、神そのもの…」

「この戦いは、私達がみんなを守るのです!」
エイミーの言葉に、親友のひまりと龍神も駆け寄った。
救えるものがあるなら、最後まで手を伸ばす。
フォレスタの守護者として、エイミーはそう決めていた。

ネオライズの仲間たちも到着した。
アカリ、桜花、そしてハクが大勢の軍勢を率いている。
ハクは仲間たちを見渡し、ゆっくりと頷いた。

黒の呪いを克服したアカリがそこにいた。
信頼できる仲間に囲まれている。皆が支え合っている。
「もう、大切なものは傷つけさせない。オリジン…そしてゼレア、決着の時よ」

最後に現れたのは、アメルダだった。
その中心に、オリジンがいた。
彼は戦場を前にしても、恐れを見せなかった。
むしろ、この状況を楽しんでいるようにさえ見えた。

オリジンの指には、黒の指輪があった。
その攻撃的な呪いの力は帝王を覆っている。
だがオリジンは、それを拒まない。呪いさえも支配している。
「さぁ、誰が支配者か、教えてやろう」

五つの国が、同じ戦場に並んだ。
全員が同じ方向を見ていた。
女王ゼレア…またの名を氷の女神。

ゼレアが率いるゼレウス軍が動き始めた。
この世界に存在しないはずの魔神達が存在する。
そして、神聖なエルフ軍と屈強な戦士達が入り乱れる。

その姿に誰もが武器を構える。

ハクは、仲間たちを見渡した。
やっとここまで来た。
もう後戻りはできない。
けれど、一人ではない。
五つの国の力が、今ここに集まっている。

「行くぞ!!!」

その言葉を合図に、戦士たちは歩き出し覚醒大戦の火花が散る。

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